orenancaのこつこつブログ

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#CityReview PL5節 v.ノーウィッチシティ 19/9/14

お久ぶりです。オレナンカドーセです。

 

#CityReview 2記事目にして若干のめんどくささを覚えている次第だが、それはこのノーウィッチ戦の結果がアレだったからであろうと自分に言い訳をしつつ、今回も我らがマンチェスターシティの戦いを振り返っていこう。

本日のスタメンはこちら。

 

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ストーンズが短期の離脱から復帰。ここ二節コンディションが整っていない場面も見受けられたデブライネは、ベンチスタートとなった。シルバとアグエロは今季フル稼働を続ける。頼もしいベテランたちだ。前節のブライトン戦はマフレズを起用したペップだが、今日はベルナルドを起用。まだまだ序列は定まっていないようだ。当然ながら、本日もラポルテとザネは起用不可。厳しい台所事情を嘆いたいところだが…ノーウィッチの前では、口が裂けてもそんなことはできない。この日のノーウィッチは、実に8人が起用不可。昇格組とだけあって元の選手層にも差があることを考慮すれば、お気の毒と言わざるを得ない。先月PLの月間ベストイレブンに選出されたプッキが起用可能なことが、ノーウィッチにとって不幸中の幸いといったところだろうか。指揮官も「練習場より治療室のベッドに多くの選手がいる」とか、「”Park the Bus”しようにも、DFがいない」とか、キレキレのジョークを飛ばしていた。今となっては、全部フラグにしか見えない。

 

では、試合展開を振り返っていこう。

 

前半頭、4-4-2でシティのワイドを放棄し、コンパクトに陣形を組んでくるノーウィッチに苦労する。なかなかフィニッシュにたどり着けない、格下相手特有のもどかしい時間帯。また、アンカーに入ったロドリへの徹底的なマークは印象的だった。相手の2トップを中心に、ロドリにボールが入った瞬間、猛烈な勢いでチェックが来た。しかし、ロドリは冷静にボールを逆サイドに渡して見せた。圧倒的なプレス回避能力が、ノーウィッチのプランのひとつを無効化してしまった。

一方のノーウィッチは、シティのフォアチェックにも屈さず、後方から果敢にボールをつないできた。前節のブライトンを彷彿とさせる、失敗を恐れない勇敢な振る舞いだ。そして。パスワークは確かに機能していた。シティがサイドに追い込んだ場面でも、中央の選手がうまくサポートに入って三角形を形成し、見事に疑似カウンターへとつなげて見せた。そうしてゴール前に迫られ、CKを獲得。前半18分にマクレーンがヘディングでゴールをゲットした。

このCKのディフェンスにも、不安要素が残る。このとき、シティはゾーンディフェンスを選択。ゴール前に均等に選手を配置し、相手の選手にマーカーをつけることはしなかった。対して、ノーウィッチは後ろからラッシュしてくる戦法を取った。シティの選手とは飛び込んでくる勢いが違った。「ゾーンディフェンスの悪いところが出た」と。解説の渡邊さん。まったくその通りであると感じた。なんとなくセットプレーに弱いイメージのあるシティ。スパーズ戦もモウラにうまくニアに入られた。セットプレーのディフェンスの見直しは急務だろう。

 

ビハインドのなかで、相手の「バス」の周りをうろつく時間帯が続く。簡単にはフィニッシュまでいかせてくれない。さらに、28分にはラフなボールを拾われてピンチ。ウォーカーがマーカーを見すぎてラインを乱したところからボールを前進させられる。最後はカンドウェルがゴールに流し込み、まさかの2点ビハインド。いよいよ不穏な空気が流れる。

 

敵地で2点ビハインド。攻撃は思うようにいかない。ここで、ペップが動く。スタートは右にベルナルド、左にスターリングの逆足配置だったウィングを、配置転換。クロスをけりやすい利き足配置にして、追い上げを目指した。すると前半終了間際、早速果実が生まれる。左に入ったベルナルドがクロスを入れると、アグエロが完全なフリーでヘディング。なんとか前半のうちに一点を返し、後半に望みをつなげた。

後半もこの配置を続けたシティだが、私は不安を思えた。ノーウィッチのコンパクトな陣形になにもできず、チャンスを作れたのはクロスだけ。だったらクロスをけりやすい利き足配置にしちゃおう、という配置転換に見えた。すぐに成果は出たが、本当にこのままいくのか。この得点にシティというチームで再現性があるのか。後半に勝ち越す未来は、なかなか見えなかった。

さて、後半がスタート。追い上げたいシティだが、DFのパス回しにミスが出る。オタメンディからストーンズへのパスが乱れ、ショートカウンターを受ける。最後は事なきを得て、シティのゴールキックに。エデルソンがオタメンディにボールを渡すと、相手が猛プレス。それにオタメンディは気づいていなかった…あっという間にゴール前でボールを奪われると、プッキに横パス。冷静にゴールを決められ、またしても点差は2点に広がる。うつむくオタメンディと、手を広げ不満げなストーンズが今でも目に浮かぶ。オタメンディはこれまで、ほぼ毎試合ビルドアップでなにかしらのミスを犯していた。ミスどころか縦パスをバシバシ通していたラポルテとのクオリティの差は、言うまでもないだろう。それでも、起用する他なかった…どうしても、ラポルテの不在を感じてしまう瞬間だった。

 

四の五の言ってられないシティは、必死の追い上げを続ける。左でフリーになる機会が多かったことで、ベルナルドがフリーでボールを受けることが増える。さらに、後半からDFが全体的に高めに位置を取るようになり、CBがボールを持った時にほとんどプレッシャーに来ないことを利用し、CBがドリブルでボールを運ぶ場面が増える。効果的にボールを前に運べるようになるが、やはりフィニッシュは遠い。

それどころか、4点目に迫らんばかりのノーウィッチの鋭いカウンターを何度も見せられる。常に背後に脅威を感じながらの追い上げ。その最前線には、先ほどもPA内で驚異的な落ち着きを見せたエース、プッキがいる…。

 

さらに攻勢を強めるシティ。相手の足が疲労とともに止まってきて、ボールホルダーへの寄せやスライドが遅くなってきたことで、徐々にシティの攻撃が回り始める。ブロックを横に揺さぶり、陣形の奥を取って効果的な攻撃を仕掛ける。期待感の高いクロスも増えて、いよいよ得点のにおいが高まる。しかし、相手のGKクルルが冷静にシュートを処理していく。こぼれ球もほとんどなく、しっかしとキャッチしてシティにスキを見せない。

そんな中、ついに一点差に迫る。ロドリが枠外から右足を振りぬく。低弾道の弾丸シュートには、クルルの横っ飛びも及ばず。待望の2点目を、新加入ロドリのシティ初ゴールでゲットした。

しかし、それが後半43分。反撃が遅すぎた。その後も怒涛の枠内シュートラッシュで攻め立てるが、クルルにミスはない。結局3-2で逃げ切られた。

 

では、シティの選手を採点していこう。

 

㉛エデルソン…5.5

スパーズ戦しかり、セーブ率の低さは気になってしまう。PSMではブラボの神セーブで勝っていたと言っても過言ではないため、ブラボを使ってみてもいいのでは…と思ってしまはなくもない。ミスがあったわけでは無いのだが。

 

ストーンズ…6.0

カウンターに冷静に対応したり、縦パスや持ち上がりで攻撃にアクセントを加えたり、チームに貢献していた。及第点と言える。

 

オタメンディ…4.0

擁護のしようがない。ラポルテとの差を感じずにはいられない。毎試合ビルドアップでミスをしているようでは、起用も難しくなってくるのは当然だろう。彼にとっては、ここ数年で最悪の試合になってしまった。

 

②ウォーカー…5.5

攻撃が停滞していた中で、彼の持ち上がりの力強さはアクセントになっていた。ただ、失点に関与していたと言わざるを得ない。難しい対応ではあったが、マーカーを気にしすぎてしまった。

 

⑪ジンチェンコ…5.5

滞りなくボールを循環させ、シティの攻撃にスピード感を持たせていた。しかし、システム上仕方のないことではあるが、シティの左サイドを使われるシーンも少なくなかった。

 

⑯ロドリ…7.5★

この日も最高のパフォーマンスを見せてくれた。非常に強度の高いノーウィッチのプレッシャーに屈することなく、冷静にボールをさばいて見せた。出て行って潰す守備も強度は抜群で、早くも不動の選手といってよいだろう。また、ミドルレンジからのシュートまで披露し、攻撃にも高いクオリティで関与できることを示した。

 

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ギュンドアン…5.0

今日は彼が「消えた日」だった。存在感は薄く、これといったインパクトは残せなかった。自分を活かせるスペースを最後まで見つけることはできず、デブライネと交代した。

 

㉑ダビドシルバ…6.5

今期は継続してコンディションを維持し、高いテクニックを披露している。スペースがない中でスペースを見つけ、相手の陣形にほころびを見つけていった。シティの右サイドがほぼ死んでいた中で、サイドにポケットを作れる貴重な存在だった。

 

スターリング…6.0

惜しいクロスやバーをたたくシュートはあったが、結果を残すには至らなかった。最もいい時の彼ではなかった。

 

⑳ベルナルドシウバ…6.5

様々な場所に顔を出し、アグエロのゴールをアシストした。個人技で何かをできるタイプではないため、膠着した状況を打開するには至らなかった。

 

アグエロ…7.0

ストライカーらしい完璧なポジショニングで、またしても得点を記録した。相手がブロックを組んで構えてくる状況でも、無理やり崩す強引なテクニックには希望を感じた。

 

 

途中で寝落ちしたので(悪い夢だったらよかったけど…)、ちゃんと見れてるか心配だが…次回はたぶん、9/21 ワトフォード戦の#CityReviewでお会いしましょう!!